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2016年2月3日水曜日

節分にまつわる怖い昔話 【半人】

 今やテレビアニメにもなっている死なない人間【亜人】
 人ではない【それ】は一度命を失ってみないと人間かどうかの判断すらできない存在。

 日本での発見例は2ケースだった。
 主人公永井圭はある時、死ぬ程の交通事故に合うが死なずに回復してしまい、国内3ケース目の亜人となってしまい、賞金首として世界中の人から狙われることとなる。

 今回そんなお話とは一切関係ありません。
 亜人ではなく、半人です!


 全く関係ない前置きが長くなってしまいましたが、ここからが関係ある前置きです!

 介護士・介護福祉士をしていると行事等でその行事に関する由来の紹介や、司会進行を行う機会が多くなります。

 案外排泄の介助などよりもこの司会を苦痛と感じる介護士が多いです。

 そこで、今回は本日2月3日節分にまつわる昔話を紹介させていただきます。


 「当日に紹介しても、もう遅い!」
 この場合は来年、又は何かの機会にご活用下さい!


 私が紹介する昔話は、柊鰯(ひいぎらぎ いわし)。
 柊の枝鰯の頭を突き刺して玄関先に飾る風習にまつわる昔話です。


 題名は確か【半人】だったかと記憶しています。

 なぜ曖昧かと言うと、昔何かの本で読んだのですがインターネットでこの話を調べても見つからないもので、おそらく一部地域に残る昔話の類かと思います。


 そのため、文言等は私の記憶とセンスで勝手に書きます!



 昔、昔あるところに、若い夫婦がおりました。
 子供はまだいませんが、仲良く暮らしていました。

 そんなある時、近くの山に住む鬼がこの夫婦を発見し、襲ってきました。
 男は必至に戦いを挑みましたが、敵わず女をさらわれてしまいました。

 男は「必ず準備をして助けに行くぞ。」 
と心に近い、それから女を連れ戻す準備を行い続けました。

 そして数年後
「よしこれで大丈夫だ!」
 男は女を連れ戻す準備が整いました。

~~その内容を忘れてしまいましたが、何かをして鬼が住処から一端いなくなりました~~

 そして女と一緒に家に帰ろうとすると、女の手の中には赤ちゃんがいました。
 明らかに鬼と人間の間の子供だとわかる風貌で、

 【右半分が鬼、左半分が人間】
という姿をしていました。

 しかし男は
「お前の子供なら俺が一緒に育てる。」
とその子供も一緒に家に連れ帰りました。


 それから数日後、鬼は住処に戻っていました。
 そこに居る筈の女と子供がいません。
 男が連れ去ったのは明白でした。

 しかし、元はと言えば女を連れ去ったのは鬼です。
 そのため、鬼はせめて子供だけでも返してもらおうと、男の家に向かいました。

 男の家の前に到着すると、鬼は家の中の様子をうかがいました。
 いきなり訪問しては、また何をされるかわかりませんので。

 すると、鬼はその家の中の光景を見て一目散に逃げ出しました。
「人間とは、何と残酷な生き物なんだ。」
と恐怖したのです。

 一体家の中で何が起こっていたのか?
 それは夫婦二人で子供の右半身(鬼の部分)を切り刻んだり、すり潰したりして、最後には焼いてしまっていたのです。

 鬼との間の子供と一緒に暮らす内に愛情ではなく憎しみが増してしまったのです。
 そして、この時に鬼の部分だけを殺すことにしたのです。

 鬼は【自分達の子供に対してそんな残酷なことができる人間】
 これに恐怖したのです。

 その後、左半身だけとなった子供は成長するも、最後には自ら身投げしたとされています。





 昔話とは子供向けに作り替えられる前のオリジナルは残酷なモノが多いですよね。

 この昔話の
【殺されて焼かれた子供=柊鰯】
と言うことです。

 本物の子供をそうするわけにはいかないので、鰯で代用しているようです。

 鬼も恐怖で逃げ出す人間の残酷さを飾ることで魔除けとすると言うことですので、この昔話由来による場合には鰯をより残酷な姿にすると効果があるようです。



鑑識
 ちなみに、諸説ある中で一般的な由来は、
【柊の枝が鬼の目を突き刺す能力を持ち、鰯を焼いた煙を嫌うから】
です。
二重作英雄
 ちょっとショッキングで、話す機会は逆に少ないかもしれませんね。
 しかし、これを知って一味違った節分を過ごせるかもしれませんよ。
二重作巡査

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