最近元プロ野球選手の清原和博さんのニュースが多く報道されています。
覚せい剤等は確かに危険ですが、禁断症状等が出ない限りは使用者本人が蝕まれるだけです。
禁断症状が出た被疑者を拳銃で撃ち抜いた知人もいますので、危険性は知っています。
しかし、介護士としての視点で見ると覚せい剤よりも危険な毒物があります。
それはタバコです。
使用している本人だけの問題ではないのが一番の理由です。
しかし、何故か介護職員の多くは喫煙者です。
そして、喫煙者の多くは周囲への迷惑を考える程度で、周囲へ迷惑を掛けない知識までは身に着けない傾向にあります。
喫煙者からすれば
【周囲への迷惑と向き合う=自分の行動に対する批判】のようなモノなので、最後まで向き合えない気持ちはわかります。
家族や高齢者本人ならそれでも問題ないと思います。
「それでは済まされないだろう!」
と思うのは介護士です。介護のプロとして仕事をしている以上、介護士の喫煙による副流煙が原因で利用者の健康を害するようなことがあってはならないと思います。
そこで、介護士として喫煙するなら最低でもこの程度は知らないと喫煙、又は介護士の資格がないと言えるほどの最低限のことを書きます。
【タバコによる健康被害】
酸欠、肺機能低下、血管収縮、循環器系病リスク増、心臓への負担増、発がんリスク増 等々
【分煙】
<ベランダ・換気扇下での喫煙>
これらは良い分煙ではなく、周囲への健康被害が高く無意味な分煙方法です。
サッシやドアを閉めていても隙間から入り込みます。
換気扇に向かう前の空間に悪い成分のほとんどが拡散しています。
これを他者が吸ってしまう事を二次喫煙と言います。
他にも
<喫煙後着替えない>
これも周囲への健康被害を引き起こす原因の一つです。
煙はなくても、衣類や体には有害物質が付いたままなので、それで他人に近づくと分煙の意味は全くありません。
これを三次喫煙と言うそうです。
【介護施設での現状】
ベランダでの喫煙、出てすぐの所にある喫煙所。
全部分煙できていない無意味なことですが、これしか対策は取られていません。
私が知っている所を一つ例として挙げます。
ベランダのすぐ横に利用者の部屋があり、換気扇もあるので煙がダイレクトに部屋内へ入ってきます。
更に最悪なことに、その部屋は静養が必要な利用者が中心で入る部屋で、酸素吸入をしている利用者もいるような部屋でした。
そのベランダへの出入りも開閉式ドアなので、空気移動で悪い成分が全て室内に入り込むおまけ付きです。
介護士も悪い意識がないのか、煙臭さをスプレーなどで消すだけで、害のある成分については全く気にしません。
例に出したのは一部ですが、この程度の意識の低さが現状です。
【余談】
飲酒と共に喫煙する人を見掛けます。
知らない人も多いのですが、これは農薬を飲んでいるのと同じです。
地方によってはビニールハウス内で害虫駆除のために、アルコールにすり潰したタバコを入れます。
二重作英雄
これはハチを撃退するほどの猛毒です。
二重作巡査
「タバコを吸うな」
とは言いません。
鑑識
しかし、利用者を預かる介護士で喫煙者なら最低でもこの程度のこと知らないと問題です。
この言葉は個人的には嫌いなのですが、介護士はよく口にするので皮肉として言います。
「人の命を預かる仕事なんですよね?」
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