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2016年1月10日日曜日

【防犯カメラの防犯能力は0%!?】  貴方のための防犯

 本当は別の記事を書こうと思いましたが、ちょっと気になる記事を見たので別のことを書きます。

 本日の内容は介護福祉士ではなく、S級防犯診断士の立場を活かさせていただきます。
 「施設の防犯」についてです。

 気になる記事と言うのが、これです!

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160110-00000011-asahi-soci

 読むのが面倒な貴方のために簡単にまとめます。


 長野県のホテルで高校生約170人分の財布などが盗まれる事件が発生。
 ホテルは昨年も盗難被害に遭っていた。

 そのためその後
【複数の防犯カメラを設置】

団体客などから預かった貴重品は、
【昼間はスタッフが常駐するフロント奥の事務所に保管】

【夜間は施錠する】
など防犯対策を強化していたという。



 どうですか?鑑識
「しっかり対策しているのに何でだろう?」
と思いましたか?

 実はこの対策、適切な知識を持っている人から見るとほとんど意味がない対策なんです。

 何故か?

 理由は簡単です。
【そもそも防犯カメラの防犯能力は極めて低いから】です。

 件名のゼロは少し言い過ぎですが、これは惑わされず、冷静に考えればわかります。
 テレビなどで言っている内容を良く思い出してください。

【防犯カメラの映像から犯人が特定された】

 この一文が防犯能力の低さを表しています。

 貴方はわかりました?

 カメラに犯人が映っているんです。

 犯人です。

 そもそも犯罪を発生させないことが防犯です。

 ここまで言えばわかりましたかね?

 犯罪を発生させないことが防犯なのに防犯カメラに犯罪を犯した犯人が映っているんです。


 当然犯人と特定できる映像ですから犯行現場の近場に設置されている防犯カメラです。


 つまり犯罪現場の近くに防犯カメラが設置されているのに犯罪は発生しているんです!

 防犯カメラが近くに設置されていても犯罪自体は発生しているのですから【防犯能力は低い】わけです。



 防犯カメラは【防犯】ではなく、【捜査資料】として優秀な機材です。




 さて、しかしこの情報は介護施設ではそれほど重要な情報ではないかもしれません。

 件名にも書いたようにこれはまだ【一人の人として知っておくべき防犯知識】で、介護職員として知っておくべき知識ではありませんので。

 では、この事件はどうでしょうか?


・・・と書こうと思いましたが、少し長くなりすぎてしまいそうなので、一端ここで閉めます。二重作英雄

【この事件はどうでしょうか?】
については次に書きますね!二重作巡査


 この事件は沢山発生するような事件ではありません。

 しかし、予備軍も含めると挙げる事例1件だけでも、全くないわけでもありません。

 万が一発生した場合に何の知識もないと一回発生しただけで施設の利用者が全滅するくらいの、実際にあった事件です!

 +1や【読んでますボタン】、コメント等してもらえると喜びます!

 それでは次の記事でお会いしましょう!

  【事件、採用試験、警察小説のアドバイス等々!】 警察に関する疑問・相談に元警察本部員がのります!

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