件名については後で出てきますので、お付き合い下さい。
実習生については丁寧に教える必要性のイメージがしやすいですが、職場体験の中学生はどうでしょうか？
実は実習生よりも彼らこそ大切に、丁寧に教えてあげないと介護士は増えないと思います。
何故か？
貴方も職業選択をする時に経験はありませんか？
「まだ将来やりたいことがわからない。」
「人のため、社会のためになる仕事がしたい。」
このような考え方。
「芸能人になりたい！」
みたいに具体的なことが決まっていなければ、多くの中学生、高校生はこのように考えています。
大学生にだって沢山います。
将来やりたいことがない学生は職場体験での経験を思い出す傾向にあります。
職場体験が良い印象ならその仕事を目指し始めます。
職場体験が悪い印象なら絶対ならない仕事に位置付けられます。
しかも、この職場体験って学校でどのように発表しているか知っていますか？
当然クラスでの発表はしますが、学校によっては小学生に対してもプレゼンをするんです。
つまり、この中学生の職場体験を雑に扱うと、中学生だけではなく、その先の小学生世代も介護職離れをすることになるんです。
彼らの発信力を舐めてはいけません。
つまり、逆に良い印象なら介護士になりたい子供も今よりは増えてきます。
しかし、これだけではまだ弱いんです。
「人のため、社会のためになる仕事がしたい。」
彼らを引き込めると急激に増えると思います。
貴方は彼らがどのような仕事を目指すか知っていますか？
【警察・消防・自衛隊・その他公務員】
がほとんどです。
ハッキリ言いますが、公務員なんて人のためにも、社会のためにもなりません。
いえ、これには語弊がありますね。
【人のため、社会のためにならない】
のではなく
【人のため、社会のために役立っている実感は味わえない】
です。
人は他者やその人のために行った行為に対して感謝の言葉を言ってもらえて初めて「役に立った」と感じます。
逆にせっかくその人のために行ったのに悪口を言われたら怒りを感じます。
では公務員はどっちなのか？
圧倒的に後者です。
どんなに頑張っていても必ず
「税金泥棒」
「仕事しろ」
「他にやるべきことが幾らでもあるだろう！」
「暇人」
等の言葉を普通に言われます。
一方、感謝の言葉なんてほぼ言われませんし、特に何処からも評価されません。
確かに人のため、社会のためにはなっているのかもしれませんが、その実感は一切味わえないんです。
私の経歴を見てもらえればわかりますが、これはイメージではなく、私の経験上です。
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では介護はどうでしょうか？
「ありがとう」
この言葉を言われない日なんてありますか？
貴方は毎日、常に「ありがとう」と言われていませんか？
これって他の仕事では有り得ない、物凄いことです。
この人のためにと思ってやった行為に、その場で直接感謝される。
これは人のためになっていると実感できますよ。
このことを若い彼らに発信できれば、職業選択の時期にある彼らは動くと思います。
その手段の一つとして職業説明会などを学校で行うことかなと思います。
私は警察官として中学校の全校集会の檀上で話した経験があります。
あまり聞いていないように見えて、中学生はかなり覚えています。
いわゆる不良中学生、彼らですらその時のことを覚えていました。
私の顔まで覚えていて「あの時のお巡りさんだよね？」と街中で声を掛けてきたほどです。
それほど将来について考え、悩んでいる時期なんだと思います。
公務員ですらやっているこのような活動を、介護職はやっていますか？
私が知る限りだと介護業界は職業説明会を開くだけで
「人がほとんど来なかった」
なんて受け身なことしかしていません。
人が足りないと言っておきながら能動的に動いていないんですよね。
大変残念です。
しかし、実はこれでもまだ足りないんです。
これで介護士を目指す若い人達が増えたとしても、まだダメなんです。
実際の職場となる施設がそれに見合うだけの良い施設にならないと何も変わらないからです。二重作英雄
だから回り回って、利用者だけではなく新人だろうと、実習生だろうと、職場体験だろうと、大切・丁寧に接する必要性に戻ってくるんです。二重作巡査
最後にもう一度言います。鑑識
介護に携わっている貴方は警察官なんかよりも遥かに人のために役立っていると実感できる仕事をしているんですよ！
それを上手に活かしましょう！
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