そして今回は過去に実際にあった事件、又は予備軍としては老人介護施設にも有り得ることについての防犯知識を書きます。
そのため介護福祉士の貴方にも無関係ではありません!
施設職員が知っておかなければならない事件。
それは池田小学校事件です。
これだけでわかる人もいるでしょうが、簡単に説明します。
生徒を殺す目的で刃物を持った男が小学校に侵入してきた事件です。
小学生に多くの死傷者を出し、一時期大変な騒ぎになりました。
この事件について解説する前に、老人介護施設でなぜこの事件への対策方法を知る必要があるのか?
それを説明します。
これは実際に私が経験した話です。鑑識
過去にショート利用をしていた高齢者がいました。
その時から素行は悪く、攻撃的な利用者でした。
その利用者が帰宅時に刃物を持って暴れたらしく逮捕されました。
その高齢者は施設の通報だと勘違いしたのか、認知症によるものなのかわかりませんが、なぜか施設に対して強い恨みを持って出所してきました。
当然ケアマネが最初に訪問して面会をしますが、その際にはボコボコに殴られたそうで、逃げてきたそうです。
そしてその際に
「お前のところの施設に刃物を持って復讐しに行くからな!」
と脅迫もされたそうです。
そのため、刃物を持ち、強い恨みを持った男性が訪問してきたり、職員を隠れて襲ってくるかもしれないから十分に注意するよう通達がありました。
これは結果として男性が何も行動に移さなかったので未遂で終わっていますのでいわゆる予備軍ですよね。
しかし、もしも行動に移していたら第二の池田小学校事件、又はそれ以上の大事件になっていたと思います。
貴方が介護職員なら想像して下さい。
寝たきりの利用者が多い中、夜勤で職員は3名前後でしょうか。
刃物を持った男性がガラスを割って利用者を殺しに来ました。
今の貴方に対処できますか?
もう一度言いますが、予備軍を含めると遠い世界の話じゃありません。
貴方の身近な話です。
では対策も兼ねて池田小学校事件について解説します。
この小学校、実は日頃から防犯意識が高かったのをご存知ですか?
日頃から不審者が侵入してきた時にはどうしたら良いのか【警察から】指導を受けていたんです。
しかし、その指導を受けていたためにここまでの大事件になってしまったんです。
ではここで気になるのが
【どのような指導を受けていたのか?】
ですよね。
それは
「不審者が侵入してきたら自分達で何とかしようとせずにすぐ110番通報して下さい。」
です。
今でも警察はほぼ100%このように言います。
そしてこの指導を職員全員に徹底されていたので、事件時見事に職員全員が職員室へ走りました。
この状況が最悪な状況だってわかりますね?
【子供達の目の前には殺す目的の男性が居る】
【大人達は職員室に集まっている】
つまり、無防備な子供だけが犯人の前に置き去られてしまったんです。
犯人は犯行し放題です。
ではどうしたら良かったのか?
今の情報だけで思い付きますか?
冷静な状態で思いつかないのであれば、今のままでは貴方の施設の利用者は皆殺しにされます。
意地悪をして引き伸ばしても仕方がないので、お答えします。
一人は110番へ通報。
他は犯人を足止めです。
110番で通報すれば5分以内には警察官が来ます。
つまり最大5分、足止めすれば良いんです。
しかし、何も講じずに5分足止めはまず不可能です。
そこで必要なのが脚付きの椅子です。
足付きの椅子の脚部分を犯人に向けるようにして、盾として使うんです。
すると牽制にも、受傷事故防止にもなり、足止めが出来るんです。
ちょっとした刃物なんかでは椅子を貫通できませんからね!
もちろん、そのような専用器具の
【さすまた】
【警杖】
これらを活用しても良いのですが、 結構値段が高いし、置き場所を考えないといけません。 それにこれらを活用するための訓練も日頃から行う必要があります。 そのため、特養でも普通にフロアに置いてあるであろう脚付き椅子の活用が良いんです。 これは制圧したり、撃退するのではなく5分間牽制すれば良いだけです。 「たったそれだけか!?」 と思うかもしれませんが、たったそれだけです。二重作英雄 それでも記事を読む前には出てこなかったであろう対策法ですよね? 是非頭の片隅に置いて下さい。二重作巡査 次回からはまた介護についてお話していきます! 今回はイレギュラーな感じの長文失礼しました! +1や【読んでますボタン】、コメント等してもらえると喜びます! |
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